弾劾裁判と国際刑事裁判所(ICC)の審理がフィリピンの政治的未来を左右する
弾劾裁判と国際刑事裁判所(ICC)の審理がフィリピンの政治的未来を左右する
更新日: 2026年6月25日 08:30
フィリピンは、政治史上の重要な局面に直面している。
副大統領サラ・ドゥテルテ氏の弾劾と、彼女の父であるロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の国際刑事裁判所(ICC)における裁判という、二つの重大な法的争いが進行しているためである。
2026年5月、下院は汚職と公金の不正流用の疑いで副大統領の弾劾を可決し、事件は上院へ送られた。
もし有罪となれば、彼女は公職から永久に追放され、2028年の大統領選の行方が根本的に変わることになる。
同時に、ロドリゴ・ドゥテルテ氏が「麻薬戦争」の最中に行ったとされる人道に対する罪をめぐるICC裁判も2026年後半に開始される。
この画期的な裁判は、アジアの元国家元首がICCでこのような手続きに直面する初めての事例となる。
これらのできごとは、フィリピンの統治と社会の安定に計り知れない重圧をかけている。
2028年の選挙が近づくにつれ、マルコス陣営とドゥテルテ陣営の権力闘争は有権者の分断を加速させており、ますます分断された社会における潜在的な動乱に対する懸念が高まっている。
